北海道大学整形外科同門会会員の皆さま
北海道大学整形外科同門会会長 鈴木孝治
手稲山もすっかり雪化粧し、寒い季節を迎えることとなりました。北海道大学整形外科同門会の皆様におかれましては、ご健勝にてご活躍の事とお喜び申し上げます。
さて、この度、北海道大学整形外科同門会会長に就任することになりました。過去4年間は前会長の増田武志先生のもと、同門会70周年記念会、記念誌発行、エルム基金開設、会則変更などを通じ、副会長として貴重な経験をさせていただきました。この経験を活かし、今後、会員の皆様のお役に立ちたいと思っております。「開かれた同門会」というテーマを更に推し進めるべく努力してまいる所存です。どうぞよろしくお願いいたします。
新執行部役員として副会長には鈴木克憲先生、須田浩太先生、監事には柴田理恵子先生、大泉尚美先生にお願い致しました。また、9月の支部長、副支部長の選挙で新たに支部役員が選ばれました。執行部に会員の皆様からの様々な意見を代表して届けていただくこと、また、各地域での取り組みが発展していくことを願っております。
北大整形外科教室はレベルの高い教育体制も整い、新入医局員も2桁を続けております。また、学会発表と論文発表もこれまでにない勢いで、北大整形外科の存在をまさに世に知らしめております。岩崎倫政教授は教室を繁栄させ、来るべき日本整形外科学会総会への立候補に向けて準備を進めております。このような教室の発展のためには、同門会からの様々な協力体制が必要と思っております。皆様には教室および同門会の発展のために、更なるお力添えをいただきたくお願い申し上げます。
最後にコロナの止まない中で、試練の日々が続きますが、同門会の皆様方のご健康を願ってご挨拶にさせていただきます。
令和2年12月5日
同門会員の皆様に
北海道大学整形外科同門会前会長 増田武志
Covid 19は依然として全世界で脅威となっております。我が国におきましてもその終息がいつになるか全く予見できません。この感染症患者を治療している病院関係者の皆様の弛まぬ診療姿勢には、最大限の尊敬の念を抱きます。整形外科医の会員の皆様の中にも、立場上直接感染症患者の診療に当たっている方々がおります。カミユの小説ペスト、あるいは方方(ファンファン)の武漢日記に描かれている医師群を思い出させます。どうぞ十分注意されてその高潔な責任感を全うしてください。
私はこれまで4年間会長を務めましたが、副会長の鈴木孝治先生・須田浩太先生、そして監事の菅原誠先生・柴田理恵子先生に助けていただき何とかその責を終えることが出来ました。会員の皆様からも多くのご意見・ご厚意を賜り感謝しております。
この4年間での最大の行事は、2017年11月の北大整形外科開講70周年記念祝賀会です。261名が京王プラザに集い盛大に行われました。特別講演として岩本幸英先生(元日整会理事長、九州大学名誉教授)ならびに鈴木章先生(ノーベル化学賞受賞・北大名誉教授)に印象深いお話しをいただきました。
また、同門会のこれまで議論されてきました財政面の問題、役員選出方法などにつきましては会則の大幅な変更によって一歩前進したものと評価いたします。正しい会則は2020年の会員名簿に載りますので是非ご覧ください。細部で要検討事項もありますが、新しい執行部でさらに完全なものとしてください。
今後は鈴木孝治新会長を中心に本同門会の趣旨に沿った歩みを続けます。幸い、ここ数年にわたり北大整形外科教室には毎年10数名の方が入っております。同門の研修病院充実のために、そして教室の研究をより深く進めるためにも大変喜ばしいことです。今後益々教室が、そして同門会が発展しますことを期待しております。
令和2年12月5日